今日は誕生日

sarumania2004-10-29

ということで以前デューク安田のサプライズバースデーパーティー(8/16参照)について触れずじまいだったのでこの機会にひとつ・・・・
・・・・・・・・   ・・・・  ・・・・ ・・・忘れた・・・・
え〜・・・確か海からいったんホテルに戻り、小1時間後に集合ということで各々部屋に入った。私と黒田さんと熟睡マネージャーカータンの三人は申し合わせてた通りに10分後くらいにロビーに集合した。
ツアー先だけに不案内だったためホテルのフロントのお姉さんに聞いて近くのアーケード街へと足を向けた。
19時くらいだったのだがアーケード街はまったく活気がなく、店も閉まりかけている。
「おいおいおい・・・」ためいきロカビリーの俺。
黒田さんは目を離すと今にもカータンにディープキスしそうな勢いだ。むむ、急がねば・・・
そんな時一軒のケーキ屋を見つけた。が、めぼしいケーキがなく敢えなく店を出た。
「こんなさびれた所にケーキ屋2軒もないぞ!」と言いながらも心のどこかでは期待しつつ歩いていくと、さっきの店から10メートルも行かずに2軒目のケーキ屋発見!
そこにも手頃なサイズがなく、しかもちょっとお高かったので「わしら貧乏バンドにはとても手が出ませんですじゃ・・・」と泣き言を言って出てきた。
ふと見ると黒田さんはカータンを平手でぶっていた。むむ、急がねば・・・
「いやいや流石に3軒目はないだろう・・・」言葉とは裏腹にキョロキョロしながら進むと、なんか半分閉まってるようなパン屋みたいな店の中にケーキを発見!ここはケーキ銀座か!?
しかしながらまたまた手頃なのがなくびっくりするほど高かったので「ケーキはしばらくいいやぁ・・」などと負け惜しみを言って出てきた。
「ケーキって意外と高いのなぁ〜」「コージーコーナーバンザイ!」僕たちはトボトボ肩を落とし歩いた。
黒田さんは今にもカータンのパンティーを剥ぎ取りそうだ。(つーかパンイチかよっ!)(つーか他に突っ込む所あるだろ!)
帰り道、負け犬の背中で2軒目のケーキ屋の前を通りすぎようとした時、ガラス張りの厨房でパティシエのお姉さんがせっせとケーキを作っているのを発見した!
「!!!」「もう店閉めるハズでわ?」「明日の分かなぁ?」
店頭でトランペットを欲しがる黒人の子供のようにガラスに顔をつけて、あーでもない、こーでもないと言っていると、さっきからムラムラしっぱなしの黒田さんが店に入って行くやいなや・・・
「どーせケーキ作っとるなら小さめのホールケーキひとつ今から作ってくれんやろうか?みゃぁ?」と申し入れたのだ。しかも・・・
「俺ら金ないで手頃の値段で!みゃぁ〜?」とすかさず付け加えた。
「俺ら金ないで・・・」って俺はその時200万ぐらい財布に入ってたので「ら」ってつけんなよな!と少し思ったのだが流石だ黒田さん!
すると心優しきパティシエお姉さんは戸惑いながらも「お時間30分ぐらいかかりますけどよろしいですか?」と快く受け入れてくれたのだ。
お姉さんあんたパリジェンヌ!                      つづく


*写真は心優しきパティシエのお姉さんが真心込めて作ってくれた手ごろなお値打ち品、スペシャルバースデーケーキ。