久しぶりに長話

sarumania2008-05-07


今日、ピスキッズ時代のディレクターに会った。
M田氏としておこう。(伏せる必要も無いのだが)
M田氏は文字通り身体を張ってアーティストを守ってくれる
男気溢れる細身のモジャモジャだ。(怒られるで!)
ピスキッズ時代にも随分お世話になったが、昨年のピスキッズ復活祭にも
ノリノリで駆けつけてくれた。



そうあれから1年。
ライブ前の情けない書き込みから早1年。

あの頃は本当にしんどかった。
文章の端々にしんどいエキスが配合されております。

ライブ後の心境など書きますねといいつつ1年間放ったらかし。

本当は半年経ったら書こうと思ってたのだが、
書こうと思ったタイミングで丁度半年から1日過ぎてしまっており
なら1年後に書こうと思って放ったらかしてたのだ。いやマジで!
でも丁度1年じゃないところがいかにも漣的いい加減さ加減だ。


が、しかし脳トレの甲斐もなく記憶力が著しく低下してきている私に
1年前のライブのことなどどうして思い出せましょうか!

とは言え、あの日にタイムスリップした気になって今日書いてみようと思う。


まず、集まってくれたファンには激☆感謝!
正直あんなに来てくれると思わなかったし・・・
1年ぶりのありがとうをあなたに!



んで、めちゃくちゃ楽しかったですよ!

あ〜この感じこの感じ!ってヤツ!
痒いところに手が届くというか、といっても性能の悪い孫の手なんですが(笑)
久々にお袋の手料理を食べたような!
昔なじみの店の大して美味くもないんだけど懐かしい味みたいな?

とにかく帰ってきた!って感じがしたですよ。

なんだろう?原点というか、俺この感じが好きでバンド続けてたんだっていう。

本当に楽しかった。

だからピストルのメンバーにも是非観てもらいたかった。

来なかったけど。

あ、ゴールドは来てくれたね!



ピストルメンバーは面白くなかったでしょう。
バンドの一大事にリーダーが昔のバンドと楽しくフィーバーしてるんですから。
それで来なかったのかどうかは知らないけど
立場を変えれば非道い話ですよ。
ごめんなさい。


まあ、とにかく僕は楽しくて仕様がなかったもんで、
キナミ脱退等でギクシャクしていたピストルとどうしても比べてしまって
独りブルーになってたんですよ。



でも。


でもね。


じゃあピスキッズがずぅ〜っと順風満帆で楽しい楽しいだけでやってきたのかというと、
なら活動休止になってない訳で、
これは時間というお薬がジワジワと効いてきた賜物な訳で、
そんなこたぁないんです。

あの頃もその時も病んでました。ええ、病んでましたとも。
そんなこんなで、すぐには書き込みができなかったのです。



何故に今こんなことが書けるかというというと時薬が効いたからに他ならないんですな。




時薬、いい薬です。


あ、今あなたクスリと笑いましたね・・・




今日、M田氏の事務所のアーティストの卵の女の子も同席したんだが、
彼女がM田氏の陰謀でピスキッズのCDを聴かされていたらしく、
僕に会うのを楽しみしていたと言う。

リアルタイムでは知らなかったんですけど、CDを聴いてファンになりました。
と言う。

2ndアルバムに「STUDY」という曲があるのだが、
それを聴いて泣きました。
と言うのだ。


今、廃盤になってるので(の筈)、普通に暮らしてては売れてもいない10年も前の曲を
耳にすることははないだろう。


その曲に新たなファンができたのだ。


ララァ、こんなに嬉しいことはない。


アーティスト冥利につきるというか、いやぁCD出しとくもんだなぁと、いや違うな、
時代に色褪せない曲と言えば恰好良すぎるけど、そんな曲を自分も作ってたんだなぁ
と、なんとも嬉し恥ずかしい、とてもとてもいい気分を味わうことができたのだ。

ん〜アーティストやってってよかったーーーーーーーーーーっ!!!


ピストルではあんまりというか、ほとんどメッセージソング的なものはない。
(「STUDY」という曲は要約すれば、日々勉強だ!なんやかんやあるけど夢に向かってがんばろうぜ!
というメッセージソングなのだ)



何故書かなくなったのかと訊かれれば、
もう人様にメッセージを送れるような立場でもないしなぁ〜
ダンゴムシ師匠だし、小顔メタボだしぃ〜
と答えるのだが、この嬉しい出来事を機にピストルさんでも
昔みたいに書くべかと思っている。

そしてそう遠くない未来にピストルさんのあの曲で泣きました、
勇気もらいました!と言ってもらえればと思う。
そう思う。







今、こんな至らない得手勝手な偏屈なおっさんに(未だに)付き合ってくれてる
ピストルメンバーには本当に感謝してる。

自らがリーダーのフロウズンをやりながらミハエル・シュン・マッハとして力を貸してくれる
俊にも感謝してる。

一度は袂を分ったものの、デュークなきピストルサウンドにSAXの音色を甦らせてくれた
ヒデキ・ロワイヤルにも感謝してる。


ライブの本数はなかなか増やせないけど、
おっさんペースでも
虎視眈々と獲物を狙う狼
のように生きて行く所存だ。


それが、「濱の狼」(ハマノオオカミ)

次回のピストルさんのワンマンショウのタイトルだ。


え?思いつきではなかったんですね?

天才の発想は後付けで辻褄が合うのです。





墜ちたり上がったりも、にんげんだもの


未来は明るいぞ!



*写真は早くも夏祭りの下見に訪れた焼きそば一筋15年、鯔背なテキ屋のケンさん。