やったるで!


2年経ってた―。


なんかしみったれたコラムのまま放置プレイしてた。


夕べN.U.のレコ発ライブに行ってきました。

たぶんN.U.のワンマンを日本で一番観ているミュージシャンだと思う。

ミュージシャンという肩書きにいつもしっくりこないのだが(笑)
芸人でもないし。
アーティストというのも高尚過ぎてなんか口幅ったい。


芸ティストってのはどうか?

なんかゲイみたいに思われそうで怖い・・・


話を戻します。

もともと地元に居る頃、フェイバリットアーティストはジュリーとチェッカーズ長渕剛槇原敬之

大学生の時、レンタルビデオ屋でバイトしてたのだけど彼女も同じ店で働いてた。、
彼女がファンだったもんで仕事中に槇原敬之の「君は僕の宝物」というアルバムをヘビーローテーション(今もそういうのかな)
してたのがきっかけでドンハマりした。


N.U.の音楽は槇原ファンなら絶対好きだと思う。

なぜならオイラがそうだもの。

だもんで、ワンマンの時はなるべく都合をつけて足を運ぶのだ。


今回発売された3rdアルバム「藤が丘ラブストーリー」。

買いました。


んで家に帰ってから聴いた。

まんぼーと飲んでいたので帰ったのは3時半頃だったが早く聴きたかったので、…ないなやパソコンにCDをぶち込んだ。






一番最近買ったCDはSuperflyの1stアルバム。
去年の5月のことだ。

ミュージシャンがなんたる体たらく!


とお思いでしょうが…

だって

聴きたくなるようなCDがないんですもの…


でも

N.U.のCDは買った。

仲間だからじゃない。

いちリスナーとしていちファンとして。



しょうがないことかも知れないけど、メジャーでないということでやってる音楽まで低く視られがちだ。

決してそうではない。

少なくとも自分の周りににはそうでないアーティストが何組かいる。


そりゃメジャーなんてさ、俺らもそうだったけど(汗)いいスタジオで、いい機材で、いいエンジニアで、金かけて造るんだから、
そりゃパッケージとしてはいいものが出来るさ!


でもこのアルバム(前作もそうだけど)ブラインドも買い替えられないような事務所で、本人が録音して、ミックスして造ってんだよ!


でもこんなに素晴らしい1枚に仕上がってるんだよ!



おいらにどのぐらい影響力があるのかわからんけど、まあまだそんな大したことはないけどさ、声を大にして言いたいね!

「うんたっ!」

あー間違えたっっっ!

「買いなさい!」

日本全国買いなさい!




タレントが片手間に、そのクセ彼らよりいっぱい金だけかけて、おそらく2〜3時間でぴゃっぴゃっと唄ったようなCDが売れて、少しずつ少しずつ
シンパを増やして、その仲間達の無償の愛を受けながら時間をかけて手作りで完成させたこのアルバムが知られてないなんておかしい。

メジャーメーカーもとりあえず売れるもの出すのもいいけどさ、本当にいいものを時間をかけて売る、育てるってことしなきゃアカンわ!

もっと全国のライブハウス通えよ!
原石探す努力しろよ!
いいものを世に送り出す為に闘えよ!

あいつらあんなに努力してんのに。



インターネットの時代とは言え、まだまだTVの力はデッカイ。

TVに出てないと2流、3流品のような顔される。


でもN.U.は手の届く範囲で着実にファンを増やし、手売りで確実にセールスを積み上げていってる。

でもそんなお客さんの中でも、WATの(誰でもいいが)ライブなら都合つけて行くけど、
まだまだN.U.(に限らずインディーズアーティスト全般)のライブはプライオリティを1位にしないきらいがあるような気がする。


胸張って下さい!

こんな「え〜N.U.知らないのぉ?」って言ってやって下さい!

どんどんどんどん周りを巻き込んでやって下さい!


N.U.から一杯、愛と癒しもらってるでしょ?

CD買って、チケット買うまではただのお客さん。

ファンとはアーティストを、その夢をもっともっと応援するもの。

中には自分の気持ちを押し付けるだけで、自分勝手なルール違反ばかりでアーティストの足引っ張るようなことしてファン面してるのもいるけど、
そんなのファンじゃない。

ファン道とはなかなかに厳しいものなのであ〜る!

でもそんな心あるファンの応援が笑顔が、アーティストの何よりの栄養なのであ〜る!


売れてお金が欲しいだけなら、こんなリスクの高い職業ないよ、ホント…

ラーメン屋やってるほうが儲かるって!



うむ。

おいらもN.U.ファンとしてもっともっとがむばらねば・・・


いやいや、ピストルもがんばるさ!もちろんそうよ!





「藤が丘ラブストーリ」を聴き終えたあと、どうにも言葉にしなきゃ収まらない感情が湧いて来たので
久々長編バージョン漣コラムでお送りしました。


次回は何年後かな?

サインもらった!

待たせてしまってごめんなさい!

2002年の12月24日に初ライブを行ったピストルモンキー(ズ)は今年で6年目を迎えます。
思いのほか月日が経っていたことに正直少し驚いています。

この8月3日を持ってドラムのパピーが脱退、セバスが一時ピストルを離れることになりました。
そしてこの少し前、スタッフのセンム・リリー・藤崎氏もスタッフを辞めました。

みんないなくなってしまう・・・
パピーからこの話を聞いた時、さすがにもう気力がエンプティになってしまいました。

と同時に自分の腑甲斐なさにアイデンティティを失いそうになりました。



それぞれの人生それぞれのスタンスがあり、デュークがそうであったように、
パピーもまた自分の進むべき道を見いだしたということでしょう。


僕はピスキッズというバンドを14年間やってきたので、どうしてもピスキッズのことを
引き合いに出してしまうのです(というより自分自身のバンドに大しての考え方は良くも悪くも
ピスキッズが基本になってしまっているのです)が、
ピスキッズで培ってきたものはあくまでもファン有り来きという考え方です。


観てくれる人がいるから唄う。人を楽しませたいからステージに上がる。
それが僕の初期衝動なのです。


以前にも書いたことがあると思うのですが、その考えではどこかでオーディエンスに迎合しがちだったり、
顔色伺ってしまうような、ある種の弱さを孕んでしまうのではないか?
自分が唄いたいから唄う、人がいようがいまいが唄いたいから唄うという衝動で動いている
人間のような強さがないのではないか?
(とは言え、天の邪鬼なのでマニアックに突っ走ることもあるのですが・・・)
きっとバランスの問題ではあると思うのですが、まだどちらが正しいのかは解りません。


ピスキッズのメンバーが抜けた時、さよならライブ的なライブをやってから旅立って行きました。

キナミがピストルを抜けた時も、さよならライブをやりました。

これはファン有りきで活動してきたから、辞めるならケジメとしてライブで挨拶するのが当たり前と考えていたからです。

自然とそういう話になっていたのです。


デューク、パピーに関してはそうではなかったのだと思います。
誤解しないで頂きたいのですが、これは批判でもなんでもなくスタンスの違いを言いたいだけなのです。

ファンのみんなにとってはまさに晴天の霹靂で置いてきぼり感、ある種の疎外感を感じさせてしまったと思いますが、
これは音楽に対するスタンスの違いで、先に書いた自分がやりたいから音楽をやっている、自分の理想の音楽を追究
するために音楽をやっているということなんだと思います。

これはそのままピストルに対するスタンスの違いでもあるのです。

キナミがピストルを辞めた時、奴はベースを置きました。
ピストルを辞めることでピスキッズからの19年間という音楽人生にピリオドを打ったのです。


デュークは自分の理想とする音楽を追究するために「吹ゞ」を作って頑張っています。
パピーもまた本格的にパーカッションを始めるというような話も聞いています。


彼らには彼らの音楽人生があるのです。

その道の途中、ピストルに在籍してくれたことはとてもとても感謝しているし、また同時に引き止めることの出来なかった
自分の腑甲斐なさに腹立たしさも感じます。

でも、パピーはピストルの立ち上げから一緒にやってきたので、やはり寂しさは拭えません。



今後ピストルモンキー(ズ)はまた形を変えるかもしれません。
誰かがいなくなるかもしれません。

40という年齢を前にひとりの男として人生を考えた時、例えば好きだけで、楽しいだけで続けていけない
どうしようもない現実が突きつけられるかもしれません。
正直、今の自分など良くも悪くも全く想定外ですし(笑)


今回のパピー脱退の話を聞いて気力がエンプティになったと書きましたが、
思い留まれたのはアツヒューがあったからです。

ピストルモンキー(ズ)の漣として立ち上げたイベント、仲間を巻き込んで始めたイベントを
投げる訳にはいかん・・・よなぁ
そう思ったからです。
幸か不幸かアツヒューがピストルを救ったのです。
アツヒュー始めてて良かった!



今後のピストルについてクロとたくさん話をしました。

パピー、セバスのいないピストルはピストルじゃないと言う人もいるでしょう。

でも、ピストルさんはまだまだ続きます。

形は変われど、メタボだろうが、ハゲようが、ピストルはまだ続くのです。


今後のピストルがどうなるのかは、ライブで示すしかないのです!


だから10月、11月、12月、3ヶ月連続ワンマンを無茶でもなんでもやることにしました。

まだこんなちっちゃいおっさんを信じてくれる奇特な方がいるのなら、
是非見届けて欲しい!
是非見守って欲しい!
助けてくれとは言わない、ただ信じて欲しい!


今後のピストルモンキー(ズ)構成員は

ギター:酒乱の暴力宣教師、デラ黒田
キーボード:迷子のエトランゼ、杉本バッハ
ベース:病み上がりの貴公子、ミハエル・シュン・マッハ
サックス:蘇る金狼、ヒデキ・ロワイヤル



そして・・・


ドラムに、元Honey Honey、元ピスキッズサポートドラム、元DRUG STORE、
初代馬鹿ドラムバカ一代、帰って来たヨッパライ麺屋塩谷が復活します!

乞う!ご期待!


10月26日(日)
11月30日(日)
12月21日(日)
全て新横浜Bell'sです!





完全なる青春ジャンキー漣「いやぁほんまおっさんようやるわぁ〜」研太郎(37)がお送りしました。








パピー、6年間お疲れさまでした!
お父さんに似てきましたね!
今後タンゴアカシアーノでサポートパーカッションを演るらしいのでそちらで会えますよ!



英国に執事留学するセバス。
立派な執事になって帰って来るがよい!

久しぶりに長話

sarumania2008-05-07


今日、ピスキッズ時代のディレクターに会った。
M田氏としておこう。(伏せる必要も無いのだが)
M田氏は文字通り身体を張ってアーティストを守ってくれる
男気溢れる細身のモジャモジャだ。(怒られるで!)
ピスキッズ時代にも随分お世話になったが、昨年のピスキッズ復活祭にも
ノリノリで駆けつけてくれた。



そうあれから1年。
ライブ前の情けない書き込みから早1年。

あの頃は本当にしんどかった。
文章の端々にしんどいエキスが配合されております。

ライブ後の心境など書きますねといいつつ1年間放ったらかし。

本当は半年経ったら書こうと思ってたのだが、
書こうと思ったタイミングで丁度半年から1日過ぎてしまっており
なら1年後に書こうと思って放ったらかしてたのだ。いやマジで!
でも丁度1年じゃないところがいかにも漣的いい加減さ加減だ。


が、しかし脳トレの甲斐もなく記憶力が著しく低下してきている私に
1年前のライブのことなどどうして思い出せましょうか!

とは言え、あの日にタイムスリップした気になって今日書いてみようと思う。


まず、集まってくれたファンには激☆感謝!
正直あんなに来てくれると思わなかったし・・・
1年ぶりのありがとうをあなたに!



んで、めちゃくちゃ楽しかったですよ!

あ〜この感じこの感じ!ってヤツ!
痒いところに手が届くというか、といっても性能の悪い孫の手なんですが(笑)
久々にお袋の手料理を食べたような!
昔なじみの店の大して美味くもないんだけど懐かしい味みたいな?

とにかく帰ってきた!って感じがしたですよ。

なんだろう?原点というか、俺この感じが好きでバンド続けてたんだっていう。

本当に楽しかった。

だからピストルのメンバーにも是非観てもらいたかった。

来なかったけど。

あ、ゴールドは来てくれたね!



ピストルメンバーは面白くなかったでしょう。
バンドの一大事にリーダーが昔のバンドと楽しくフィーバーしてるんですから。
それで来なかったのかどうかは知らないけど
立場を変えれば非道い話ですよ。
ごめんなさい。


まあ、とにかく僕は楽しくて仕様がなかったもんで、
キナミ脱退等でギクシャクしていたピストルとどうしても比べてしまって
独りブルーになってたんですよ。



でも。


でもね。


じゃあピスキッズがずぅ〜っと順風満帆で楽しい楽しいだけでやってきたのかというと、
なら活動休止になってない訳で、
これは時間というお薬がジワジワと効いてきた賜物な訳で、
そんなこたぁないんです。

あの頃もその時も病んでました。ええ、病んでましたとも。
そんなこんなで、すぐには書き込みができなかったのです。



何故に今こんなことが書けるかというというと時薬が効いたからに他ならないんですな。




時薬、いい薬です。


あ、今あなたクスリと笑いましたね・・・




今日、M田氏の事務所のアーティストの卵の女の子も同席したんだが、
彼女がM田氏の陰謀でピスキッズのCDを聴かされていたらしく、
僕に会うのを楽しみしていたと言う。

リアルタイムでは知らなかったんですけど、CDを聴いてファンになりました。
と言う。

2ndアルバムに「STUDY」という曲があるのだが、
それを聴いて泣きました。
と言うのだ。


今、廃盤になってるので(の筈)、普通に暮らしてては売れてもいない10年も前の曲を
耳にすることははないだろう。


その曲に新たなファンができたのだ。


ララァ、こんなに嬉しいことはない。


アーティスト冥利につきるというか、いやぁCD出しとくもんだなぁと、いや違うな、
時代に色褪せない曲と言えば恰好良すぎるけど、そんな曲を自分も作ってたんだなぁ
と、なんとも嬉し恥ずかしい、とてもとてもいい気分を味わうことができたのだ。

ん〜アーティストやってってよかったーーーーーーーーーーっ!!!


ピストルではあんまりというか、ほとんどメッセージソング的なものはない。
(「STUDY」という曲は要約すれば、日々勉強だ!なんやかんやあるけど夢に向かってがんばろうぜ!
というメッセージソングなのだ)



何故書かなくなったのかと訊かれれば、
もう人様にメッセージを送れるような立場でもないしなぁ〜
ダンゴムシ師匠だし、小顔メタボだしぃ〜
と答えるのだが、この嬉しい出来事を機にピストルさんでも
昔みたいに書くべかと思っている。

そしてそう遠くない未来にピストルさんのあの曲で泣きました、
勇気もらいました!と言ってもらえればと思う。
そう思う。







今、こんな至らない得手勝手な偏屈なおっさんに(未だに)付き合ってくれてる
ピストルメンバーには本当に感謝してる。

自らがリーダーのフロウズンをやりながらミハエル・シュン・マッハとして力を貸してくれる
俊にも感謝してる。

一度は袂を分ったものの、デュークなきピストルサウンドにSAXの音色を甦らせてくれた
ヒデキ・ロワイヤルにも感謝してる。


ライブの本数はなかなか増やせないけど、
おっさんペースでも
虎視眈々と獲物を狙う狼
のように生きて行く所存だ。


それが、「濱の狼」(ハマノオオカミ)

次回のピストルさんのワンマンショウのタイトルだ。


え?思いつきではなかったんですね?

天才の発想は後付けで辻褄が合うのです。





墜ちたり上がったりも、にんげんだもの


未来は明るいぞ!



*写真は早くも夏祭りの下見に訪れた焼きそば一筋15年、鯔背なテキ屋のケンさん。

バンドメンのバンドメンによるバンドメンのための生ライブバラエティ

sarumania2007-12-03


2008年1月19日。
ベルズで超クールでエキサイティングなイベントが始まる。

この漣コラムでも何回も取り上げてきたが、ベルズはなかなかにおもしろいライブハウスだ。
てかおもしろいバンドが集まっている。
それはもう文字の通り面白いバンド。
馬鹿馬鹿しいイベントをへーキでやってしまうバカなバンドメン。
またそれを受け入れる懐の深いお客さん。

この素晴らしい関係は近年のライブハウス事情を鑑みても非常に稀な価値ある関係と思われる。


1987年4月6日。
大阪は心斎橋筋2丁目劇場と言う新しい小屋で今や伝説の番組、「4時ですよーだ!」が産声を上げた。
ダウンタウンが大阪で天下を獲った番組だ。
当時まだまだ無名に近かったNSC(吉本総合芸能学院)の一期生ダウンタウン、同期のトミーズ、ハイヒールらがレギュラーMCを務める月〜金の帯の生番組だった。
最初はまったく視聴率も振るわなかったが、徐々に注目を浴びるようになり、1年後には「4時です〜」観たさに女子高生が学校を休んで朝から劇場前に並び、出待ち入り待ちが社会現象として取り上げられるまでとなった。

コレをベルズでやりたい。

そう思ったのが全ての始まりだった。


今、メジャーとは名ばかりで、夢見るミュージシャンたちにとっては非常に寒い時代となっている。


じゃあもうYOUたちでその流れ作っちゃいなよ!

それがこの企画の核である。

新横浜発のシーンをつくる。ベルズから発信するニューウェイブ

ベルズというライブハウスに集まった仲間たちでこんなことできればどんだけー(もう食傷気味)楽しかろう・・・



Miyu Miyuのライブ帰り。
渋谷の焼き鳥屋。
ミスター青春ジャンキー漣の思いつきにN.U.の庭瀬、宇田が身を乗り出した・・・




2008年1月19日。
ベルズで超クールでエキサイティングなイベントが始まる。

このコラムはCHURU-CHUWのマンボー、                      そしてleaf of reasonのズキュン富山と同時更新でお送りしております。

sarumania2007-05-30

マンボー⇒http://diary3.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/churu-chuw/?all=1
ズキュン⇒http://www.alfoo.org/diary12/leaf_diary/



漣研太郎&MAMBO&トミーで結成された旅行クラブ
略して
鳳一家慰安旅行トリオ「懲役帰りだお富さんズ」
こんにちわ、今日ばかりはキングの肩書きをお休みして普通の男の子ケンタロウです。



それはデュークの新バンド「吹ゞ」のミクシィコミュが出来た日、
心労に心労が重なり白髪の増え方が尋常じゃない私にとって久しぶりの心の洗濯の日がやってきた。



朝の9時に菊名の駅でマンボー号と待ち合わせ。
とくダネ!でオヅラさん、いや小倉さんの髪の生え際を夢中でチェックしていると予定の電車に乗り遅れそうな時間に!
あわてて飛び出して駅まで猛ダッシュ

なんとか滑り込みセーフで電車は動き出した。

予定通り菊名に到着するのが9時5分。
あ!5分オーバーだ・・・


9時03分


そろそろ菊名に到着だ。どっち口で待ってるのだろうと思いマンボーにメールしてみた。
するとほどなく電話が。

しかし電車の中は通話禁止。社会のルールに五月蝿い私がルールを破るわけには行かない。
ここは着信を無視して駅に着いたらこちらから架け直すとしよう。

9時05分 
菊名に到着。
タイミングよくマンボーからメールが来た。
『ベルズ口にいらして欲しいのですが、と言いますか電車を降りたら一度電話いただけませんか
使えない富山がちょいとやらかしまして・・・』

何をやらかしたんだろう?富山がやらかしたといえばカラオケ大会でズキューンドキューンと、DA PAMPのゴキゲンだぜ!を歌って皆を不機嫌にさせたことぐらいしか・・・

あっそういえば、鳳一家の芝居の時、看護婦役のマイコに、「俺は患者さんだろ」というところを「俺はお客さんだろ」と通い慣れたイメクラと勘違いした台詞を吐いたことぐらいしか・・・

何があったんだろう・・・

ブルルル・・・ブルルル・・・
あ、マンボーだ!
『もしも〜し』

マンボー『あっ、おはようございます!!まんぼーですが!ちょっと遅れそう なんです!!』

私『どうしたん?』

マンボー『いや、実は富山がですね…』

どうやら富山がマンボーの家まで車で来たらしいのだが、家の前でバッテリーがあがってしまい充電したりなんだかんだであと30分はかかるというのだ。
そういう事情なら仕方がない。
のんびり待つとしよう。

私『ほんならコンビにで待ってるわ』

マンボー『スイマセン!!ほんと申し訳ないです!富山にはきっちりヤキいれときますんで!』

またひとつやらかし伝説を作った富山に感心しながら、デスノートに富山の名前を書いておいた。

あ〜こんなことなら前忠さんの「俺の話を訊け!」まで観れたのになぁ・・・



朝食を摂ってなかったので、コンビニで十穀米おにぎりと黄色い野菜生活を買った。

コンビニの外で野菜生活を一気に飲み干した後、おにぎりを老人のように食った。


あ〜いい天気だなぁぁぁ・・・
抜けるような青空に今まで闘いの中で散っていった強敵(とも)の顔を浮かべ、気がつけば口笛で「愛をとりもどせ!」を奏でている俺がいた。

9時20分

そうだ、車の中でなんか飲むだろうからコーヒーやお菓子などテキトーに見繕って買ってこよう。

私は再びコンビニに入り缶コーヒーとブッラクと、カールの新しい味「じゅわ〜とカールねぎ塩カルビ味」と、きのこの山の新しい味「赤ぶどうと白ぶどう味」を買った。

私はカールは基本的にうす味が好きなのだが、最近でこそこちらでもうす味が楽しめるが、関東は昔はカレー味とチーズ味しかなかったと聞いた。
うまい棒でもそうなのだがあの甘いテイストのカールは何とかして欲しい。なくなってくれてもいいと思っている。
買わなきゃいいだけの話なのだが・・・


9時32分
またマンボーから着信があった。

マンボー『兄さんスイマセン!今そっちに向かってますんで。ちょっと富山に換ります』

富山『あっ!!…もしもし』

私『君がバッテリーを上げて私をこんなにも待たせている富山君かね?』

富山『いやっ、あのう…スイマセンでした!』

私『いや、別にいいんだけどね、アレだよアレ!』

富山『え!なんでしょう?』

私『この落とし前はきっちりつけてもらうよ!』

富山『いやっ、その〜』

私『何も命まで獲ろうってんじゃないんだよ!ホラわかるだろ?アレだよアレ!慰謝料出さんかいっ!』

富山『すいませんでした!!』
(声でけぇぇぇ)

私『いやなら君が少年に興味があることバラしてもいいんだよ・・・」

富山『いや!!それはちょっとぉ!!!!』

私『アレもイヤこれもイヤで、この渡世渡っていけると思ってんのか、このシャバ僧がぁぁぁぁぁぁ!』

富山『どうか、どうか堪忍して下さいっ!ううう・・・』

私『じゃあこの落とし前は管理不行き届きということでマンボーにケジメつけてもらうから!』

富山『ありがとうございます!それでは着く時にまた連絡します、じゃあ失礼します!!』




小粋なカンバセーションを終え、じゅわ〜とカールを食べようかどうか思案しているとマンボーと
富山が走ってきた。

『スイマセンでしたーーーーーーーーッッ!』

10時08分
恐縮しきった富山が可哀相だった。きっとマンボーにあることないこと言われて脅されたに違いない。


私『車の方は大丈夫なの?』

富山『ええ!ほんとスイマセンでした!ううう・・・』

マンボー『ささ、兄さんあちらに車がありますんで』


こうして車に乗り込む三人
車に乗るという行為だけでも目的地によって何故に心持ちがこうも違うのだろう。
晴天にも恵まれまさに観光日和。ウキウキしちゃうわさ!


私『マンボーはコーヒーあるの?』
俺『ありますんで大丈夫です』

私『無くなったら言ってや、さっきコンビニで買うといたから』
俺『…はい』

私『トミー?何か飲む?』

富山『いただきます!!』

私『トミーはブラックでいい?』

富山『はい!』
私『ほな、はい』

富山『あ!ありがとうござ…』

ブラックはブラックでも富山に手渡したのは黒エビス。ビールである。
バッテリー事件で肝を冷やしたであろう富山に対する労いのビールである。



ポツ…ポツ…
ザーーーー!!


雨です

富山『自分、どっか出かける時って…雨降るんですよね…』

マンボー『富山ー!!』

さっきまで快晴だったのが嘘のように暗雲が立ち込めている。
まるで今日の富山の行く末を暗示しているかのよう。

私『てめぇ表でろぉぉぉ!』

マンボー『富山…近くの駅で降ろすから帰ってくれ』

富山『いや〜勘弁してくださいよぉ』

三人『どひゃひゃひゃひゃひゃ〜!!!』


鳳流ジョークが飛び交う中そんなこんなで辺りは温泉地っぽい佇まいを見せていた。


12時05分
目的地に到着

富山『ほら!見てくださいよ!』

いつしか空は晴れていた。

青々とした紅葉の葉にキラリと光る雨露のように富山は今日イチの笑顔を輝かせていた。


よっしゃー頑張って癒されるぞ!頑張る必要はないと思うが、そんなやる気マンマンな面持ちの三人であった。

「男ならタオルで前を隠すべからず」を座右の銘にしている私はどーだーと!フル回転させながら突入していった。
洗い場では私の隣にトミーが。

富山『兄さん背中流しますよ』
そういえば富山には鳳一家の芝居の打ち上げの時にも背中をながしてもらったっけ・・・

私『ありがとう!前も流してもらったなぁ〜嬉しいなぁ!あんまり強くこすったら昇り竜が消えるから気をつけてちょ!』
富山『はい!承知しております』

マンボーは既に湯に浸かっていた。

私『トミーも流そうか?』
富山『いや自分はあとでいいんで先にどうぞ!』
心遣いが嬉しい。



山を切り開いて作った温泉で、山肌に露天風呂があるのだが、一番高いところにある直径2メートルぐらいの風呂を陣取って、あーでもないこーでもないと人生相談、音楽の話、マンボーの抜け毛相談などをひとしきりやって腹減ったねと、一旦出ることにした。


施設内の料亭に向かい昼からしゃぶしゃぶパーティー
窓を見下ろすと川が流れている。いいねぇいいねぇと箸もビールも進む進む!
本来私はビールは嫌いなのだが、ビールしかないので仕方なくビールをば。エビスの黒を。
醤油みたいな味だった。

結果三人でお値段!なんと!!!
テープ十巻もメモリーカードも付いてませんよ!当然!

いや、でもたまにはいいやたまには。たまにはプァ〜とやんなきゃやってらんまいよな!
などと負け惜しみを言いながらお昼寝の間へ・・・


俺とマンボーはマッサージチェアーに座り、コリにコッたカラダをほぐした。
富山は川沿いの仮眠マットで横になっていた。
おそらく隣に寝ていた少年狙いでの行動であろう。


父の日にマッサージチェアーをかってやろうと思ったが高すぎて断念した話、マンボーの抜け毛相談などしていると200円30分を使い果たし畳のある個室へ。



私『あれ?トミーは?』

俺『川がぁ!川がぁ!!って言ってましたから来ないと思いますよ』

私(少年狙いのクセに…)








2時間ほど仮眠をとったあとまたまた温泉へ。
辺りはだいぶ薄暗くなってきており、露天風呂を照らすオレンジの間接照明が幻想的だ。

洗い場では左からマンボー、私、トミーの順に並んで座った。

私『トミーの背中流してなかったな流そうか?』
富山『あ、じゃあお願いします』
私『おっさんに流されても嬉しくないかぁ、やっぱり少年じゃないと…』
富山『勘弁して下さいっ!』



それを見ていたマンボーがじゃあ俺は研兄の背中をと流してくれた。
その後俺がマンボーの背中を流し、マンボーが富山の背中を三人で輪になって流しっこした。


急遽立ち上がった企画で日帰り旅行であったけどとてもとても癒されましたわいな!



夕食は新横まで戻ってから安安で焼肉パーリー!私の大好きな厚切りベーコン祭り!
話題も大いに盛り上がり、マンボーの育毛自慢からトミーが鳳一家に入ったズキューン富山誕生話まで、ここでも少年の話を振られ、踏んだり蹴ったりの富山。
考えてみたら富山にとっては全く癒しの旅になってなかったのでは?

24時05分
最終の電車に乗り家路へ。


心も体も胃袋もたっぷり堪能素晴らしい休日(一部フィクションも含む)でございました。

マンボー、トミー、ありがとう!




*写真は安安で店員に無理やりケータイカメラのシャッターを押してもらうイモ欽トリオ
左からわるお、でかお、ふつお。

思うこと

sarumania2007-04-01

ピストルのBBSでも告知があったのでご存知の方もいると思いますが、俺が以前やっていたピスキッズが5月5日一夜限りの復活を果たします。
オリジナルメンバー(メジャーデビュー時の)でのライブはおそらく8年ぶりくらいになるでしょう。
俺の青春の全てをぶつけたバンドそれがピスキッズでした。
同じ夢を見て上京してきた7人。同じ家に住み、同じ釜の飯を食い、同じバイトをし、時に個室に篭り、メジャーデビューを果たしました。
しかし武道館でライブをするという夢は果たされないまま、一人去り、また一人去り、バンドは活動休止に。
生き残ったキナミとカンバックドリームで作ったバンドがピストルモンキー(ズ)でした。
新しいバンド名をつける時、ピスキッズのピスから始まりズで終わる名前にしたくて、たまたま2丁拳銃のイベント名だったピストルモンキーというのを本人たちの許可を得て譲り受け、ピストルモンキー(ズ)と名づけました。
初期のメンバーはクロとパピー、バッハ。後にデュークが参加しました。
それからセバスが。
故郷を捨て、同じ夢に向かい、チェッカーズというキーワードで結ばれていたピスキッズに比べ、ピストルはある意味寄せ集めのメンバーだったかもしれません。
しかしながらNHKのオンエアバトルで番組史上初、土つかずの6連覇の偉業を果たせました。優勝は逃したけどね(鼻水)


そして去年そのピストルからキナミもいなくなってしまいました。


ピスキッズのBBSでは復活ライブに向けて大いに盛り上がっています。
メンバーもチラホラカキコミをしており、相変わらずの文章のタッチに懐かしさもあり思わずニヤついてしまいました。
キナミもなんだかウキウキしてる感がメタボな全身から溢れ出しているかのよう。
俺も久々にあのクソメンバーどもに会えるのがヒジョーに楽しみです。
いろいろあったけどやはり長い時間を共にして、良いとこも悪いとこも全てわかっているだけに、あのうんこちゃんメンバーどもといると実家に帰ったような感覚になるのです。
ちゃんとした演奏になるのかいささか不安ではありますが・・・
チケットの売り上げも上々でこの調子で行けばおそらくソールドアウトするでしょう。すごいぜピスキッズ!


でも、手放しで喜べないのだよね。


もちろんピスキッズは愛しているし、素敵なバンドだし、何で売れなかったんだろうと思うし、大好きだしホントにいいバンドでした。いやマジで。
でも今の俺にはピストルモンキー(ズ)があり、このバンドでどうにかならなければいけないのだ。目の前の壁をなんとか乗り越えなければいけないのだ。
同窓会気分で浮かれて過去の栄光に浸っていてよいものか!と、もう一人の自分が言うのです。
誤解なきようお願いいただきたいのだが、今回集まってくれるピスキッズファンやメンバーを否定するつもりなど毛頭ないし、それどころかよくぞ忘れずまた集まってくれた!よくぞ快くやろうっていってくれたと大いに感謝しておる次第です。いやマジで。
これはあくまで俺自身が俺自身に対して抱いてる感情、俺個人の気持ちの問題なのです。
それぞれメンバーは違うけどピスキッズもピストルモンキー(ズ)も漣ケンタロウは同じです。ピスキッズファンの中には今のケンタロウは私の好きなケンタロウじゃないと言うのかもしれない。
でも俺は俺の信じた道をただ歩いてきただけ、今も昔もいくつになっても甘えん坊、永遠のTVっ子ケンタロウなのです。
(ピスキッズ時代から変わらず応援してくれているファンも何人かいます。これは本当に有難い話です。)


だから・・・何だろう・・・
昔の自分に負けてるようで非常に腹立たしいというか、なんか違うなぁ、何だろう・・・
うまく言えないんだが、今とてもとても複雑な心境であることは間違いないのです。













まぁでもアレか、ピスキッズのメンバーもそれぞれ仕事を持ってて、それを忘れて一日大いにハッスルするのだから、俺もその日一日ピストルモンキー(ズ)を忘れてどっぷりピスキッズに浸ればいいのか。
それだけのコトなのか。あんまり深く考えてもしゃーないのか。
しゃーないしゃーない!屁ぇこいて寝よ!

                  プッスゥ〜〜〜〜・・・




ピストルモンキー(ズ)のメンバーが観に来てくたら嬉しいなぁ。






*画像は教育問題に熱心な今村先生。

3月9日

sarumania2007-03-10

約70日ぶりにピストルモンキー(ズ)は動き出した。
前ベーシストキナミ・ファイナル脱退からの苦しい70日。
新しいベースは見つかるのか?メンバーのモチベーションは保てるのか?サルマニアは待てるのか?体脂肪は燃やせるのか?
泣き言を言うつもりなどないのだが、この復活に向けかなり魂をすり減らしたのは事実だ。
正直若かりし頃のように、好きだから、楽しいからだけで進めない様々な壁が立ち塞がり、今までの人生これからの人生、少子高齢化社会問題、給食費未払い問題いろんなことを深く考えた時間だった。
申し訳ないが皆の衆には全く関係のないことで、皆の衆にはステージに立ってキラキラ輝いてる姿、楽しめるかどうかだけを観てもらえばよいのだが・・・なら書くなよ!って?そうなのだ書かなくても良いのだが書かずにはいられなかった・・・何だろう・・・思わず溢れてしまった心の膿、みっともない汚物と思いご勘弁願いたい。
9日が終わる前に書けば不安を与えるだけなので、復活を観てもらうまでは何も書けなかったんだな。

 
アーティスト=芸術家と考えるならば、私は決してアーティストではない。便宜上アーティスト(=ミュージシャン)と名乗るが芸術家ではない。
芸術というものが内から溢れてくる衝動のみで成り立ち、人の評価に左右されないものであるなら、そんな高尚な思想は私にはない。
17の時初めてステージ立ってから、もっと言えば教室でバカをやり始めた小学生のだった頃から、私は絶えず人を意識してきた。それはクラスメイトであり、観客であり。私の衝動は人に見てもらうところから始まっているのだ。
人に見てもらわないと何も始まらないのだ。
だから観客のいないステージはありえない。自己完結できないのだ。
よく自己満足のライブをオナニーライブなどというが、真の芸術家とはオナニーを金に変えることできる人たちなのであろう。
ではAV女優は皆芸術家ともいえるのでは!?
冗談はともかく(笑)それはすごいことである。そしてそれはとてつもない強さを持っている。
自分には決定的に欠けているもの。


しかし、スタート地点が違うのだ。鶏が先か卵が先かで言うならば、オーディエンスが先なのだ。
チャーリー浜の言葉を借りるなら「君たちがいて僕がいる」なのだ。
だからオナニーは有り得ないのである。

しかしそれはそのまま弱さにつながるのではないか?


そんな自問自答の繰り返し。
答えは未だ出ていない。
サルマニアには見る目があるのか、ないのか。
答えは未だ出ていない。



とにかく時間とお金と愛と好奇心のあるサルマニアの皆々様、その答えをキチンと見届けて下さいや!

*写真は12月29日の打ち上げでのひとコマ。ベーシスト会談。左からワッキー(タンゴアカシアーノ)、キナミファイナル(ex.ピストルモンキー(ズ))、KAZ(ex.DRUG STORE)、ユウジ(Hi-class)。
このときKAZはまさか自分がゴールド興業としてピストルモンキー(ズ)に参加するとは夢にも思っていなかったであろう。ウフフフフ・・・