感謝

sarumania2006-06-04

ゴールデンアワーももう9回もやっているんだね・・・


先日渡辺プロ50周年記念スペシャルドラマ「ザ・ヒットパレード」芸能界を変えた男渡辺晋物語というのをやっていた。
ちょうどTV放送の黎明期のお話で、TVっ子漣にとってはワクワクがとまらない素敵なドラマでした。
もともとその頃の話が好きで、当時のことを書いた本はいろいろと読んではいたのだけど、映像で観るとよりリアルに感じられホント素敵な企画をありがとうといった感じでした。

戦後ラジオが主流だった時代からTVというメディアが産声を上げ、若者たちの情熱と挑戦で作り上げられていくTVの世界。
とにかく出てくる面子が豪華すぎて鳥肌実モンでした。

渡辺晋さんが大学生の頃、当時の進駐軍たちの影響でJAZZがブームとなり毎夜毎夜ダンスパーティーが繰り広げられていたの。
そこで演奏するバンドとして、晋さんは6JOSEというバンドを作るんだけど、そこの初代のピアノがあの中村八大。
日本で唯一ビルボードチャートで1位を獲った曲、そうあの「上を向いて歩こう」の作曲家。
彼は作曲家になるため途中で抜けるんだけど、そのあとに入ったのがなんと宮川泰
宇宙戦艦ヤマト」の作曲家で双子のデュオザ・ピーナッツの育ての親。
で、晋さんはジャズブームが去った後、バンドがのびのびとバンドのことだけ考えてやれるように自らプロダクションを作るのです。
当時バンドは公演につきギャラは発生したが、月給制にしたのは晋さんが始めてなのだ。
で、バンド時代から交流のあったハナ肇キューバンキャツを誘うのです。
その後、また別のバンドでやっていた植木等を見つけてきて、クレイジーキャッツが生まれるのです。
このハナ肇クレイジーキャッツに目をつけて彼らを軸に番組を作ろうと晋さんに声をかけるのが、当時まだラジオ局文化放送のディレクターだったが、ほどなくフジテレビに入社しTVディレクターとなる椙山浩一。
???漢字だから最初ピンと来なかったがすぎやまこういち、そうあのドラゴンクエストのテーマで有名な作曲家だ。
で、このクレイジーメインのTV番組が伝説の番組「大人の漫画」、この番組の作家として椙山が声をかけたのが、実家でプラプラ今で言うプータローしてた前東京都知事意地悪ばあさんでお馴染みの青島幸男
もう出てくる人、出てくる人が豪華すぎてなんて素敵な時代なんだぁぁぁぁぁ!と胸が躍って踊ってクイックエンターン!
2夜に渡って放送されたこのドラマ、未知のものを皆で作り上げていく、情熱と情熱のぶつかりあいがもうたまらんかったですよ!

晋さんが妻であり渡辺プロの副社長となる曲直瀬(まなせ)美佐さんと出会った頃のシーンでこんな台詞があった。

「俺たちが楽しく演奏して、それを聴いてるお客さんたちが楽しんでくれてそれでいいんだけどなぁ・・・」
「それでいいんじゃないよ、それがいいのよ!渡辺晋さんは、お客さんが喜んでる顔を見るのがうれしいのよ、ステージと客席とで笑顔のキャッチボールがしたいのよ、そうでしょ?」

キタァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

そう、そうなのよ!それなのよ!それがいいのよ!


あまりにも偉大なる日本の芸能界を変えた男と同じ考え方を持っているということだけで俺は光栄だった。
それだけでがんばっていけるような気がした。




昨日、渡辺晋さんが持っていたエンタテインメントの真髄ともいえるその思いを再確認してステージあがりました。




P.S.渡辺プロに入れてください・・・・(微笑)




*写真は本文とは関係なく、先日行われた「ドリームマッチ2006」に出演した『ぺ・遊郭』の面々。左からデラ黒田、うり、ユッキー。NANAな感じがお洒落です!