フロウズン504人羽織り

sarumania2005-09-23

夕べO-WESTに行ってきました。
フロウズンが今年に入ってからすべてを賭けて臨んだSOLD OUTへの道のりのフィナーレ、この眼で見届けてまいりました。
TVでよく観るアーティストは簡単にSOLD OUTを出すが、思うようにメディアプロモーションができないアマチュア、インディーズのアーティストにとってSOLD OUTは夢のまた夢、至難の技である。

まさに地道な草の根運動ローラー作戦の根性物語である。

それを成し得た、勝ち得たフロウズンの勇気と情熱は本当に素晴らしい!


のっけから気負うでもなくいつものように登場する4人。でもやはり嬉しい気持ちは抑えられないような感じだった。
そんな中、今回の目玉は小沢のイメチェン作戦だろう。
髪を赤く染め、ハーフパンツに、脛毛の脱毛。名づけてアメリカからの交換留学生ケント!皆様、これからも生まれ変わった小沢KENT聡志を夜露死苦
そしてカッツンはやはり男前だ。


本編ラスト、このワンマンのために作られた「ひとつ」を唄う前に富田が噛み締めるように今日までの道のりを語った。
その中で「苦しみや痛みは幸せに変えていける」というようなことを言っていたのだが、その時会場から「そうだよ!」と言う声がかかった。
「ありがとう!」富田は返したが、すぐに「ありがとう・・・母ちゃん!」と付け加えた。
会場はなんともいえないいいムードに包まれた。

富田は自分より少し下だが、普通のこの歳になってくると会社でもそこそこな地位になり、家庭を築き、マンションや家を買ったりと、いわゆるなんだろ・・・ちゃんとした社会人!みたいな感じで、両親は孫の顔も拝め、子育てという大きな荷物をやっと降ろしてこれで老後も安心!みたいになってくるわけなのだが、いつまでも夢みたいなことを口にして、定職につかなかったり、税金もきちんと納めてなかったり、当然結婚資金どころか来月のガス代すらままならないという、親にとっては少しも安心できない状態なわけですよ!

そんな道楽息子が(いやほんとはどうか知らんよ)、夢に向かってのひとつの成功を収め、たくさんの観客から拍手を浴びている姿を見て、思わず声を掛けてしまったんだろうな・・・声を掛けずにはいられなかったんだろうな。

誰もがいろんな人に支えられて生きている。
友達、恋人、家族、そしてファン。
あの瞬間、そんな人たちの支えの中で好きな音楽を続けていくことができる幸せを噛み締めてた。きっと富田もそうだったはず。
あそこにいたバンドマンたちのほとんどがそう思ったんじゃないだろうか。



アンコール2曲目、富田がマイクを使わずに唄い出した「生きる。」が終わり、満員のO-WESTのステージを後にするの惜しむかのように、誇らしげに、でも少し照れながらラインナップをする4人の姿は眩しくて眩しくて、直視できないほどだった。





打ち上げの会場は、今日の応援にちゃんチケットを買って駆けつけた、ベルズのバンド仲間、スタッフたち30人くらいで店の外まで人が溢れおり、眩し過ぎる伝説の立役者たちが遅れて店にやってきたとき、彼らの席はなかった(笑)

リーダーの俊がメンバーを代表して挨拶をした。
「俺たちはそれぞれ自分が最高だと思っているライバル同士だけど、ベルズの仲間たちの熱い応援があって今日成功することができました。今度みんなに何かあるときは俺たち4人どんなことがあっても応援にかけつけます!本当にありがとう!」

俊おっとこ前!フロウズンサイコー!ベルズサイコー!




*写真はそんなサイコーの熱い夜にサイテーの盛り上がり方をみせるバカふたり(D.K P.S)。
写真前方の方に、ハゲヅラの霊が写り込んでいます。今すぐお焚き上げ供養をして下さい。イワコデジマイワコデジマ・・・