海洋堂大博覧会

sarumania2004-04-15

に行って参りました。3月31日から4月12日まで新宿高島屋で行われたこのイベント、どうにかこうにか時間を作ってなんとか最終日に行くことができました。
海洋堂って?と思う方もたくさんおられることと思いますが、平たく言えばフィギュアを作ってる会社でございます。
私が阿弥陀町でも1,2を争うフィギュア好きであることは周知の事実なのですが、この海洋堂は世界トップクラスの模型メーカーなのです。
皆さんは「食玩」(しょくがん)という言葉を聞いたことはあるでしょうか?食玩を聞いたことのない方もコンビニなどに並んでるフィギュア付きのお菓子を見たことはあるでしょう。
もう6、7年ぐらい前かな、チョコエッグ(現在チョコQ)という卵形のチョコの中に動物のフィギュアの入ってるお菓子が一世を風靡いたしました。一つや二つ持っている方もおられるのではないでしょうか。何十種類にもわたる精巧な動物フィギュアに、子供たちのみならず親もマニアも一般人も巻き込んでものごっついブームになりました。そしてレアアイテム、シークレットアイテムをめぐりネットでは高額取引され、店頭では子供の夢を踏みにじるいわゆる「大人買い」(ケース買い)が横行しました。
チョコエッグの大ヒットが火付け役となって、空前の食玩ブームがやって来たのです。あらゆる食品メーカーが手を変え品を変え、動物、昆虫、キャラクターものはもちろん、恐竜、戦車、妖怪、七福神新撰組、兜、食品サンプル、地方の特産品、昭和の街並みetc・・・
たぶん4,5年前から発売されている「タイムスリップグリコ」(現在は第4弾)は有名なグリコのキャラメルに、昭和30年代の車や電化製品、鉄人28号などの精巧なフィギュアがおまけとしてついており、明らかにターゲットを大人に絞り込んできた商品で、これまた大ブームとなったのでした。このおかげで第1弾が出た当初、金さえあればグリコを買いあさり、家に大量のキャラメルが蓄積されていったのでした。全部食べれば日本一周走れるぐらいの量だ。(一粒300メートル)
いろんなフィギュアメーカーがあるのでしょうが、海洋堂のフィギュアの造形は他の追随を許さない。とにかくすばらしいのであります。
フィギュアにまったく興味のない方も、一度「母をたずねて三千里」、「アルプスの少女ハイジ」、「ムーミン」あたりのヴィネット(人形単体ではなく、情景込みのフィギュア)を手にして見てください。今にも動き出しそうなキャラクターの躍動感と、まったく壊されていないその作品の世界観に引き込まれること必至です。
フィギュアは日本が世界に誇れる文化のひとつです。
今度生まれてきたらフィギュアの原型師になってもよい。いややっぱり今度生まれてきたらジャニーズに入ります。

*写真は会場限定海洋堂図録を購入した方、毎日先着2,000名に配られた「チョコQ会場限定バージョン《アメリカザリガニ青色変異体》」です。本物みたいでしょ?